どうも、こじです
今年からフリーランスエンジニアとして働き始めて、もう少しで1ヶ月が経過します
社会人とエンジニア経験3年未満の僕ですが、フリーランスエンジニアとして独立し、案件に参画することができました
そんな僕が今まで「何を思って」「何をやってきたのか」をお話したいと思います
興味がある方の参考になれば嬉しいです
新卒で入社した会社は最初から3年以内に辞めるつもりだった
僕が新卒で入社した会社は独立系 SIer で、主に SES 事業で売り上げを得ている企業でした
3年以内に辞めようと思っていた理由は以下にまとめます
- IT業界では転職が比較的当たり前
- 技術力やノウハウが労働者に依存するので転職等で労働条件を上げやすい
- ひとつの環境に長くいることはしたくなかった
- そもそも労働条件も良くなかった
特に労働条件ですが、入社してみると思った以上にひどいものがありましたね・・・
まあ、まとめると
「とりあえす、仕事やりながら学ばせてもらって、技術力ついたらさっさと転職しよう」位にしか思っていませんでした
忠誠心や愛社精神?
そんなのあるわけないですし、ただ労働契約を交わしただけなんですから
ちなみに、SES で働いてる人は現場に居るだけで売り上げに貢献してるので、負い目に思うことは何もありません
そもそも会社に尽くすことで何のメリットがあるのでしょう?
出世?権力?社会的な立場?大きい仕事ができる?部下ができる?
全然興味ありませんね
ステータスとかくだらないと思ってるので、報酬に対して大きい責任や縛りが伴うなんて絶対にありえませんでした
そんなことより、仕事内容・職場・一緒に働く人・収入など、僕には自分でコントロールできることの方が魅力的です
僕は社会人として働き始めるまで、「僕には自分でコントロールできることの方が魅力的」ということはわかっていませんでした
気づくことが出来たのは情報収集を始めて、自分の常識をアップデートし続けたからです
僕が行った情報収集はこちらをご覧ください
フリーランスになるために会社員をやりながら準備をした事
新人研修後の2015年7月、僕は情報収集をしていてこんな記事を読みました
フリーランスSE転身で会社員の年収2倍以上も夢じゃない理由とは?
上記記事を読んで「なるほど、転職じゃなくフリーランスという手段もあるのか」と理解したのがこの頃です
そして、調べれば調べるほど、僕にとって魅力的な働き方だと思うようになりました
基本的にフリーランスエンジニアは、即戦力が求められますので、積んできた経験と何ができるのかが重要です
僕にはどちらも無かったので、会社員として経験を積みながら、フリーランスになるべく3年の計画を立てました
会社員1年目
僕は大学生の頃、真面目に勉強をしていなかったので、入社してからの新人研修で追い込まれて勉強しました
研修を無事合格し、現場に配属となりましたが、実際に仕事をしてみると研修で習ったことは初歩的なことで、エンジニアとしては覚えることがたくさんあることに驚いたのを覚えています
そのため、会社員1年目は、社会人としての基礎・ITエンジニアとしての基礎を養う期間として過ごすことにします
そして、僕は大学生のときにバイクに乗るためのお金を親から100万ほど借りていたので、返済のための1年ともしていました
会社員2年目
社会人2年目は、今後の自分のために自己投資を始めます
フリーランスは個人事業主であり、自分の身体が一番の資本です
ということで、自分の身体作り・健康と運動不足解消のために、ジムで運動を始めました
ガリガリで BMI が 15くらいだった僕が、今では筋肉がついて17くらいには成長しています
また、3年目で行動をするためには自分のやりたいことの方向性が定まってないといけないと考え、さまざまな本を読んだり、いろんなブログを読んだりと、情報収集と常識のアップデートを欠かさずに行っていました
まあ、カッコつけてますが、要するにジム行って身体作って、ブログや本読んでましたってことです
正直2年目は社会人にも慣れて休日は普通に遊んだりしてましたし、ガッツリ取り組んだって感じじゃありません笑
ちなみに、2016年4月からヒゲの脱毛も始めています
会社員3年目
僕は会社に入社してから、自分のやりたかったWeb系システム開発の仕事をすることができませんでした
「このままではダメだ、自分から行動しなければ」
と改めて自分のやりたいことを見直し、社会人3年目を迎える2017年では、現状を変えるべく行動を開始します
以下は僕が行動したことの概要です
- すでに理想の生き方をしてる人に会いに行き、相談に乗ってもらった
- プログラミングスクールに通って技術を身につけた
- 行動した内容を持って、会社と交渉して案件を変えてもらった
- 結局やりたいことができなかったので、次を決める前に退職をすることにした
- 次は経験重視で派遣でもいいかと思ってたところ、再び相談に乗ってもらいフリーランスいけると提案される
- フリーランスの案件探しを2017年11月下旬からはじめ、約2週間でフリーランスとしての参画が決定
1~2 の内容を、自分の未来は自分で作るという意識が足りなかった
3~4 の内容を、現状を変えるための行動と退職の決断
5~6 の内容を、今後についての迷いとフリーランスとして仕事が決まるまで
これらの内容を以下でお話します
自分の未来は自分で作るという意識が足りなかった
すでに理想の生き方をしてる人に会いに行き、相談に乗ってもらった
僕は努力の方向性を間違えていました
上長には開発をやりたいと伝えていたので、いつかは希望を汲んでくれるだろうと思っていましたが、実際には会社の都合で自分がやりたくないことをやり続けなければなりませんでした
今振り返ると、自分のやりたいことができていないのであれば、自分のやりたい方向性の実現を目指す努力をするべきだと思うのですが、当時は会社の施策・案件の雰囲気作りや残業など、会社の評価につながることばかりやっていました
それが評価されて自分の希望が叶えばよかったのですが、残念ながら希望も叶わず評価もされずという最悪のパターンとなっていたのです
あのまま会社で仕事を続けていたら自分のキャリアがダメになっていたでしょう
そして、ダラダラと会社に居続けるどうしようもないサラリーマンになっていたに違いありません
でも僕は「このままではダメだ、自分から行動しなければ」と現状を変える努力をすることができました
幸いにも世間を賑わせているようなドブラックな環境ではなく、精神的にも病むことはなかったのです
そして、この現状を変えるべく最初の1歩が、「すでに理想の生き方をしてる人に会いに行き、相談に乗ってもらった」となります
以前から「脱・社畜SE」のブログを読んでいた僕は、2016年12月のフリーランスSEセミナーに参加し、個別相談を申し込みます
そのときのことを記事にしていただいたのがこちらです
フリーランスSE個別相談後、相談者の声[SE(主にAP保守),20代前半]
自分で考えるのももちろん重要ですが、自分の理想の生き方をしてる人のアドバイスをもらうというのも、「守・破・離」のプロセスを通すということになるので、成功への近道だと思いますし、とても重要だと思います
もちろん、自分で将来を切り開いていけるエネルギッシュな方も居ることでしょう
あくまで僕の場合は、ブログ「脱・社畜SE」の運営者、宮城 浩 さんに相談したというだけです
プログラミングスクールに通って技術を身につけた
僕はブログ「脱・社畜SE」の運営者、宮城 浩 さんに相談し、僕の今後のキャリアプランについてを一緒に考えていただきました
個別相談飲みということで鳥貴族で飲みながら相談したのですが、今までのこと・今の仕事のこと・今後やりたいことなど、いろんな話をなんと5時間近く語り合っていました・・・笑
アドバイスいただいた内容は、「Web 系の開発をやりたいということだが、現状会社では経験を積めないということなら、プログラミングスクールで学びましょう」と案内されました
もちろん、そのまま何も調べずにプログラミングスクールに入校するほど盲目的ではありません
紹介料目当てという懸念もありますしね
そして、帰ってから提案していただいたプログラミングスクールの事を調べると、割と良さげな気がしてきました
僕は現役のエンジニアでしたが、独学じゃなくプログラミングスクールに通いました
理由としては
・独学だとわからない箇所に当たると詰まる
・モチベーション維持が難しい
・強制的に勉強する環境に追い込むなどの理由からです
自分に甘い所があるので、今となっては悪くない選択だったと思います
— こじWebエンジニア (@koji_aibaka) January 20, 2018
ちなみに、僕が通っていたプログラミングスクールは Dive into Code です
他のプログラミングスクールと比べてスクール期間が長いので、社会人の方にオススメします
また、卒業すればスクールのコミュニティに所属出来て、卒業後もカリキュラムを見放題なのが特にお得なポイントです
— こじWebエンジニア (@koji_aibaka) January 20, 2018
このプログラミングスクールで学べることは Ruby と Ruby on Rails がメインです
ホームページはこちらです:DIVE INTO CODE
ちなみに一部カリキュラムを無料公開していますので、こちらもご覧ください:DIVER
調べた結果、自分にとってメリットがあると考え、会社員をしながらプログラミングスクールで学ぶということを決断します
その後、日々の業務をこなしながら勉強を重ねますが、決して楽な道のりではなかったとだけはお伝えしておきます
現状を変えるための行動と退職の決断
僕が会社と交渉した条件は2つありました
- 今の案件から出来るだけ早く変えてもらうこと
- 次の案件は最低でも自分の希望するWeb系の開発案件にしてもらうこと
行動した内容を持って、会社と交渉して案件を変えてもらった
プログラミングスクールで学び、準備もある程度整ったので上長に相談したところ、PM(プロジェクトマネージャー)に相談してみてということになりました
上長に開発がやりたいと相談はしていたのですが、希望が叶うことはありませんでした
薄々気づいていましたが、やはり人事権は持っていなかったようです
今の案件から出来るだけ早く変えてもらうことの交渉のため、すぐにPMと話し合いの場を設け、開発をやりたいから案件を変えてくれとお伝えしました
結果、2017年9月に案件から離れることになりましたが、少し揉めた事は別の機会にお話します
ーーー2018/2/24追記ーーー
上司と揉めた話です。興味があればご覧ください。
結局やりたいことができなかったので、次を決める前に退職をすることにした
僕が案件を抜ける2017年9月中に次の案件が決まらず、「僕の希望を無視した参画をしてもお互い不幸になるだけ」と上長の判断で、一旦社内に戻ることになりました
僕が案件を抜けたタイミングで、僕がやりたい案件が無かったのです
長く携わっていた案件を抜け、入社以来希望が叶わずにいた自分の希望を、出来るだけ上長が叶えてくれようとしていました
そして、2017年10月は社内の案件をこなしつつ、上長が2017年11月の案件を探していましたが、運とタイミング悪く、これ以上待つのは厳しいとのことで、2017年11月から僕の希望では無い案件に参画となりました
上長から「最新の技術で、技術者としてはためになるものだから」とのアドバイスを受け、「仕事としてやったことないことをやりもせずに、やりたくないと駄々をこねるのはよくない」と考え、一度やってみようと思い改めます
しかし、参画してすぐ僕は違和感を感じます
- インフラの仕事が全く面白くない
- AWSは便利だと思うが、AWSの技術者になりたいわけじゃない
- やっぱり Web 系の開発がしたい
これらの想いが大きくなり、参画して数日で上長に会社を辞めますとお伝えしました
以下記事では、入社の経緯・退職理由を綴っていますので、合わせてご覧ください
今後についての迷いとフリーランスとして仕事が決まるまで
次は経験重視で派遣でもいいかと思ってたところ、再び相談に乗ってもらいフリーランスいけると提案される
上長に会社を辞めるとお伝えしたとき、次はどうするのか決まってませんでした
もちろん、エンジニア自体は続けていくつもりでしたし、他の業界に移るだとかは一切考えていなかったのですが、次はどういう契約形態で仕事を見つけるかは悩んでいました
僕は正社員として新卒で入社しましたが、正社員ならではの無駄なことがとても嫌いでした
責任・仕事の多さ・上下関係・組織のルール・しがらみなどなど、どれも最高につまらなかったのです
チームで働くことは好きなのですが、組織に向かないのかもしれません
なので、次に仕事に就くときは契約形態にこだわらず、自分のやりたいことに携わろうと考えていました
この時点ではフリーランスになるにはもう少し経験や実力が足りてないと思っていたからです
基本的にフリーランスは即戦力なので、僕がやりたい開発(プログラミング)が、業務として経験できなかったため戦力にはなれないと思っていました
そのため、半年くらいは未経験可のバイトか派遣でいいかくらいに考えて、派遣エージェントに登録したりしていました
しかし、「脱・社畜SE」の運営者、宮城 浩 さんに再びお会いする機会があり、前回相談して1年くらいが経っていたので、改めて相談したところ「もう今の段階でフリーランスになれますよ」と話していただきました
どういうことか詳細を聞くと
「フリーでいきなり開発ポジションに着くのは難しいかもしれないが、実際にIT業界でSEとして2年半働いた実績がある」
「しかも、ひとつの現場で長くいたことは大きい」
「最初は保守運用系から入って信頼を築き、開発にチャレンジできるところに入れるか探してみよう」
との事でした
僕は今後、Web系の開発で、技術は Ruby と Ruby on Rails を使いたかったので、使っているところに今の実力で入れるだろうかと不安に思います
でも「たとえ仕事が見つからなくたって死ぬわけじゃないし、とりあえずやってみるか」と考え、フリーランスで挑戦してみることにしたのです
この決断は2017年11月19日のことです
フリーランスの案件探しを2017年11月下旬からはじめ、約2週間でフリーランスとしての参画が決定
フリーランスでやるぞ!と決めてからは割とあっさり物事が進みました
1:2017年11月27日に エージェント さんを紹介していただき、条件を詰めてすぐ案件探し開始
2:8個ほど経歴選考要望を出し、3つ面談依頼が来る
3:面談1つを見送り、2つを2017年12月11~12日の業務後に面談を行う
4:結果、面談の2つとも合格をいただき、2017年12月13日に、最初に面談を受けた12月11日のところに行くことを決める
概要だけ書きましたが、いかがでしょうか?
合格をいただいたとき「あ、僕のような浅い経歴でもフリーランスいけるんだな」と思いました
ちなみに僕は、IT 系の資格は何一つもっていません
あるのは、「大学の情報学部卒」「SIer での業務経験が2年半」のみです
もちろん、案件が見つかったのは「運とタイミング」というのもあると思いますが、僕が現状を変える行動をしたからだということも要因のひとつにさせてください笑
僕が参画した案件は、すぐに自分の希望をかなえられる条件ではありませんでしたが、保守するシステムが Ruby と Rails のシステムのため、ここで経歴を積ませてもらって次のステップへの足がかりとしたいと考えています
自分のやりたいことがすぐに出来ないからって腐らずに、まずは信頼を積み重ね、ゆくゆくは開発に携われるよう努力をしていくつもりです
まとめ
自分で言うのもアレですが、僕はフリーランスになるための準備を、ざっくりですが計画的にやってきました
メリット・デメリット、フリーランスの実態、現在のIT市場状況、お金について、個人事業主としてのマインドなど、準備できるところはしてきたつもりです
そして、準備がある程度できたから後は突き進むだけと言う状況を作ってから行動しています
もちろん、計画は状況に合わせて柔軟に変えていくべきですし、取れる対策も個人個人で違うことでしょう
この記事を見てくださっているということは、フリーランスエンジニアに興味があり、良く調べていらっしゃる方なんだと思います
あくまで僕というケースの話ですので、参考にする程度にして、他にも情報収集を欠かさずにしてください
また、自分の市場価値上昇のための努力もそれなりにする方がいいと思います
ただ!良く考えた末に何も行動しないというのは最悪の選択であるということだけはお伝えさせてください
生物は変化できるものが生き残ってきたんですし、そもそも周りが発展していく中で現状維持なんかしてたら、相対的に自分が下がっていくのなんて少し考えればわかるはずです
その少し考えることすらしてない人が多いんでしょうけどね笑
— こじWebエンジニア (@koji_aibaka) January 23, 2018
だからこそ、頭使って考えて、ちょっとの勇気を出して行動した人には運が巡ってくるんじゃないですかね?
「チャンスの女神には前髪しかない」なんて言葉もありますから
— こじWebエンジニア (@koji_aibaka) January 23, 2018
自分の人生をより良いものにしていくため僕も頑張ります
そして、貴方のことも応援しています
一緒に頑張りましょう